瀬戸内国際芸術祭2010ひとり旅日記(豊島、小豆島、高松)投稿者:専務

一晩明けて、10月4日。月曜日。
世間様、特に会社で皆様が業務に励んでいることを分かっていながら、ひとり旅とは申し訳ない気分で一杯なのですが、割りきって楽しむしかありません。

この日は豊島から小豆島に渡る予定。

そもそも豊島で宿泊した理由は、「森万里子」さんの「トムナフーリ」を見たかったため。
この作品は、ニュートリノの反応と連動してゆるゆると光るのです。
非常に淡い光で夜しか見えないらしいということで、豊島泊というわけ。

ただ、もし、そのトムナフーリを夜見たいという人がいるなら一言、言わせていただきたい。

「覚悟と装備が必要です」

まずは、島の人に聞いたのですが、このあたりは夜になるとマムシが出るそうです。
普段、マムシに対峙している人はほとんどいないでしょうし、もしもの場合、ここは島。
対処してくれる病院なんて便利なものはありません。

もうひとつは光。
そもそも森の中で、街灯も何もありません。本当に真っ暗闇です。
直島の南寺のように管理された安全区域ではありません。
ハンドライトのようなものが無ければ全くもって行動すらできないという有様です。

本気で夜に行きたい人がいれば、マムシに噛まれても大丈夫な鉄板入りのブーツと、ライトを準備して行くと良いと思います。
それと複数行動、もしもの場合に互いに助けあうことができます。

また、マムシ以外の野生動物もいるかもしれません。
そういったことも考えた上で行動いただけると幸いです。

と、それだけ言った上で何ですが、私はスニーカーとジーンズ、携帯の灯りだけを頼りに観に行ったわけで・・・
それは、誰かに話すものでも無いでしょうし、ひとりだけの思い出にさせていただきたいと思います。


【森万里子作品は鑑賞できません】
朝、まだ係の人が到着する前。
前日の昼間は大雨だったためか、以下のような案内板が残っています。
まあ、夕方もこの朝の時間帯も、何名か無視して入って行きましたけど(笑)
一応は気をつけるように声掛けはしてみました。
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【小豆島へ移動】
唐櫃港から小豆島へ移動。大学生らしい一段と入れ替わり。
(若いっていいなー)

小豆島へ着いたらすぐにレンタカー屋さんへ。
バスでは行動が制限されるので、免許を持っている方には本当にお勧めです。

とりあえず、海岸沿いにある作品を見たのですが写真に写り込んでしまっているので残念ながらご紹介できません。

代わりに作品まで歩く道のりにあった朽ちた電柱。
写真の撮り方が悪くて分かりづらいですが、切り取り方によっては面白い絵になったと思います。
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【肥土山、中山エリア】
小豆島の作品展示の中心は肥土山、中山エリアです。
車だと土庄港から10分も掛かりません。
※駐車場あり

なんというか、非常に”気持ちいい”場所です。
30代以上の日本人ならノスタルジックな気分になれるんじゃないでしょうか。
写真はうまく人が写らないよう調整していますが、実際には近くの幼稚園(保育所)の子供たちか、非常に賑やかな感じです。そのあたりものどかさを強調しているかもしれません。

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【展示会場 兼 駐車場の旧小学校】
旧小学校が展示会場になっており、校庭が駐車場です。
加えて幼稚園が併設されており、子供たちの声が聞こえて、なかなかに賑やかで明るい感じです。

いかにも昭和の学校。自分たちの子供時代を思い出します。
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一体、何の部屋だったか、ぜひ考えてみてください。
「か◯かルーム」もしくは「◯か◯か」ルールです。
もしかしたら意表をついて「ムールか◯か◯」かも・・・
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【今回の旅、最高のキーワード】
みなさんの夢や希望を短冊に書くという作品ですが。
一般個人が書いた文字ぐらいOKだろうということで載せてみました。

・「テキパキ!!女子力アップ」
・「天下統一」

この二つ併せて、この旅で出会った最高のキーワードです。
どちらの方が先に書いたのは分かりませんが、偶然なのか狙ったのか・・・

特に「テキパキ」という文言を選んだセンスに脱帽するとともに、「天下統一」を表現するためにわざわざ文字書式とサイズにダイナミック感を出しているところに感じ入りました。

その周りが普通っぽい願い事で囲んでいることも対比が強調され、明らかに”浮いて”います。
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【日本の秋 3点セット】

肥土山、中山地区は本当にのどかです。
繰り返しますが、秋晴れの10月。本当に気持ちいい時間です。
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流石に川岸や用水路はコンクリート舗装?されていますが、それも昭和っぽくて素敵です。
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秋なので、定番の彼岸花。
引いたショットも撮影しましたが、どうしても作品が入ってしまうため、近距離でご勘弁を。
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【遠くからわらアート作品を見る】
あまり作品を掲載したくないのですが、全体像がつかみにくと思いますので、徒歩コース1/3程度を撮影。象らしきものがわらアートです。
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【農村歌舞伎】
芸術祭以前から、この地区は「農村歌舞伎」で有名だそうです。
肥土山と中山、それぞれに舞台がありました。
どちらか忘れましたが天皇陛下が観覧された御席も残っております。
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【休憩はこまめに】
何気なくブログには書いていますが、旧小学校スタートにテクテクと2時間歩きづめです。
作品を見るだけならもう少し早いのですが、写真を撮りつつなため時間も掛かります。
農村歌舞伎舞台の下に「こまめ食堂」がありますから、お腹が減った方はいかがでしょうか。

私は喉は渇きますが、お腹はまだ減っていなかったためスルー。
おにぎりが美味しそうでした。
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【つぎつぎきんつぎ】
これは、「つぎつぎきんつぎ」に参加した個人のものということでブログに載せてみました。
口径が近しい陶器をつなげていくというコンセプトの作品です。
芸術祭にはさきほどの短冊のように参加できるタイプの作品も多いため、コンセプトに共感できるた方はぜひ参加していただくと面白いかもしれません。
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【巨大竹笛】
バス停前の駐車場にある作品?
作品番号が無かったため、これもアップ。
竹に穴が穿たれていて、風が吹くと音が鳴る仕組みです。
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この後、レンタカーで肥土山・中山をあとに小豆島を散策。

写真はありませんが、道の駅によってオリーブサイダーを飲んだり。
地元の食堂みたいなところで、おでんや”すじ肉うどん”を昼食として食べるなど満喫です。


そして、夕方の船便で高松へ。

高松は去年の社内旅行で土地勘もあるので、比較的気楽な街。


【ひとつぐらい作品を】
港に展示されている作品です。
左下に集まっている人たちは、チケット(パスポート)にスタンプを押しています。
一応、スタンプラリー的な要素もあったりして面白いです。
後ろに船が数隻見えてるように、活発に船が出入します。
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夜。高松。
グループ旅行でしたら居酒屋で乾杯なのでしょうが、そこは一人旅。
焼き鳥屋のカウンターでストイックに一杯。
「店長。串5本、塩でお任せ。芋焼酎お湯割りで」と言った具合です。

というか、前日とこの日の歩き過ぎで筋肉痛。
(豊島、犬島で多分15,000〜20,000歩、小豆島で10,000〜15,000歩)

歩き慣れていない仕事の人間としては、
「お風呂に浸かって早く寝たい・・・」
というのが本音。

おやすみなさい。

また、明日。zzz
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