脅威の生命力、ねむりゆすり蚊 (from h2)

 皆さんは、エジプトのミイラを水に浸せば、復活して動き出すと思いますか? まるで、即席麺のようですが、生物の世界にはこれと似たような事があるのに、びっくりしました。  NHKが放映している、 サイエンスZERO (真鍋かおりがアシスタントで出演している、科学番組) で紹介されていた内容を、かいつまんで紹介します。  アフリカで生息している「ねむりゆすりかの幼虫」は、乾季で全く水が無くなると、干からびて、乾物になってしまいます。 水が無くなると、生物は全て干からびますが、違うところは、水を掛けてしばらくすると、再び復活し、何事も無かったかのように、泳ぎ出す事です。 17年間干からびた状態であっても、復活し、生活し始めた記録があります。  もっと不思議な事は、干からびた状態で、「アセトンという有毒溶剤」や、「マイナス196℃の液体窒素」や、「80℃の高温の湯」に浸した後でも、復活します。 まるでスーパーマン、いやスーパーワームというべき生物なのです。 缶詰にして、保管し、必要なときにお湯を掛ければ、元の生きた虫になる。 こういった使い方が出来ます(あまり意味ないが)。  このメカニズムは、体・すなわち細胞の水分が少なくなってくると、細胞は、水分に変えてトリハロースを細胞の中に急速に作り、水の代わりに、トリハロースに置き換えてしまう事により、細胞を壊さないで永久休眠状態に入ることが出来るそうです。  数光年彼方の宇宙旅行を考えると、現在では、冬眠させ時間をかせぐ事が、普通で考えられていますが、科学技術が発達し、上記のような事が人間にも適用できれば、人間の生きた乾物を作り、乾燥状態で、目的地に送り、現地でお湯を掛けて復活させるなど出来ます。  空気や食料も一切いらず、温度コントロールも不要で、軽くなった人間を積み重ねて運べるので、燃料もスペースも食料も節約した、冬眠させて運ぶよりも、もっと効率の良い宇宙旅行ができますね。 参考:ゆすりかの成虫は、5mmぐらいの大きさの蚊の一種で、よく、夏の夕方に出る蚊柱 (遠くから見ると、雲のように群れて飛んでいる虫) です。     ねむりゆすりかはこの種類に属します。
このページのトップへ