我々の体は 「すかすか」 (from h2)

 小柴さんが数年前ノーベル賞を取られましたが、カミオカンデでニュートリノという素粒子の実証をしたことによります。 ニュートリノは重さが殆ど“0”で、他の素粒子との間で、相互に力 (引き合ったり反発しあう力、引力とか磁力とか電気力 (電子と陽子は+と−の電気力で引き合っている) ) が働きません。 よって、他に干渉する事がないので、観測や立証が困難でした。  宇宙に充満しており、シャワーのように地球に降り注いでいるのですが、上の理由により、殆どが地球をすり抜けてしまうとの事です。 見方を変えると、地球は (地球の物質で出来ている我々の体も) ニュートリノレベルで見ると 「すかすか」 なのですね。  実際どの程度 「すかすか」 なのか興味があったので、一寸計算してみました。 原子の大きさはおおよそ 10^-10m 程度ですが、原子核の大きさは 10^-15m と教科書などにあります。 同様に、太陽系を例にとると、太陽系の大きさは 1.2*10^13m、太陽の大きさは 1.4*10^8m となります。 地球を例にとって見ますと、月までの距離は 3.7*10^8km、地球の大きさは 1.2*10^7km です。  相対的な大きさで私の部屋の大きさ(6畳ぐら)と比較してみます。 ・原子の大きさ vs 原子核の大きさ   10^5  私の部屋にある 40μmの細菌 ・太陽系の大きさ vs 太陽の大きさ 4*10^4  私の部屋にある 1.6mmの粟粒 ・月までの距離 vs 地球の半径  1.5*10^1  私の部屋にある 60cmの風船 となり、例えば我々が原子核の上に立てたとしたら、原子核から見える空の姿は、我々が地球から夜空の星々を眺めているよりも、もっともっと 「すかすか」 したもの (400倍ぐらい 「すかすか」 ) に見えることでしょう。  なので、我々の体は原子核レベルで見ると、常に眺めている夜空より数百倍 「すかすか構造」 なのですね。 このように考えると、ニュートリノが自分の体、いや地球を突き抜けることもうなずけます。  今日も何万?(実際いくらか解りませんが、宇宙に充満しているそうです) というニュートリノが皆さんの体を突き抜けていることでしょう。
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