志摩・国府での出来事 (from h2)

 志摩の国府は、太平洋から来た荒波が直接打ち付けられ、関西のサーフィンのメッカですが、それと共にキャンプ場が白浜に面した松林にあって、結構楽しいところでした (キャンプ場はまだあるのかな〜)  若かりし頃の話ですが・・・・富士山の八合目とともに感激した出来事があります。  社会人になったばかりの夏の休暇、元学生仲間5人とともに、大王崎に行って、そのあと国府で泳ぐという計画を立てました。  国府の浜.jpg  降り注ぐ太陽の下、大王崎から太平洋を眺め、雄大な風景に、我々は将来の希望にうきうきしながら、国府の松林にテントを張りました。 その頃はサーフィンをやっている人も皆無で (確か、サーフィンが流行るきっかけは、プレスリーの映画 「ブルーハワイ」 がきっかけだったと思います)、人の少ない荒波の浜辺で泳いだり、甲羅干しなどしながら、のったりとした時間を過ごしました。  夕食は、尼崎の友人が持ってきた神戸牛 (多分親に買わせた代物) のすき焼きで腹を堪能し、酔い覚めに真っ暗な堤防に座り、潮風に吹かれながら、恋人のことや、将来の家庭のことなどを、話し合っていました。  ふと誰かが、「 おい! あれを見ろ!」 と海の方を指差しました。  真夜中の地平線が、ボーっと青色 (蛍光色) に輝き始めたと思うまもなく、その光が水平に広がって行くのです ( およそ30度位の巾に広がったでしょうか・・・)。 そして少しずつ我々の方に近づいてきます。  その内、又、地平線の一部が輝き始め、それがだんだん広がりながら我々の方に近づいてくるのです。目を凝らすと、三層位の輝いた帯が出来ては、流れてきます。  しばらく声も無く、その光景に見入っていました。  今思えば、「隣に若い女性がいたなら、その女性が妻になっていたのでは」 と思わせるような、ロマンティックな情景でした (残念?ながら、その時は野郎ばかりのグループだったのです)。  あまりにもの情景に、その夜は皆静かにテントに帰りました。  明くる日、「もう一泊しようか?」 ということになり、私と有志は同じ情景を見る為に、大王町に行き、買出しと喫茶店でだべり、結局、テントでもう一泊しました。  今では、1名が欠けましたが、年に数度のミーティングの席で、誰とはなく国府の浜でのキャンプと、その時見た夜光虫のことが、話に出てきます。 そして40年前の昔を懐かしんでいます。
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