現代のパンドラの箱(from h2)

 原油が 1バーレル:$100になっています。 10 年前に 1バーレル$15 位だった時もありましたが (この時は、ガソリン:¥90 位だった)、又々ガソリン価格にはねかえってくるでしょう。  でもよく考えると、原油埋蔵量が今や、半分を切った現状では、石油が無くなるのも時間の問題の様です。 中国など、これからも需要が急拡大する事なども考えると、まだまだ価格は上昇していくのでしょうね。 oil.jpg 私は原油価格が上昇することは、まんざら悪い事ばかりではないと思っています。   と、いうのも、現在の社会は、あまりにも石油に依存しすぎており、先進国民ひとりあたり 一日10 リットル (ガソリンや灯油だけでなく、電力や石油製品を含め) 消費しているとか。 この結果、地球温暖化やゴミ問題に、ものすごく寄与しています。  価格が上がっていくことは、他の代替エネルギーへの切り替えが促進されるでしょうし、我々身近である交通手段は、より、エネルギーの食わない手段を選ぶようになるでしょう (自動車から鉄道など)。 その結果 CO2 の削減が進み、地球温暖化防止に寄与するかもしれません。  本来ならば、政府が為さなければならない、緊急課題である、CO2 削減の為の施策が、原油価格高騰により、経済原則で為されるかもしれないとは、皮肉な結果ですが・・・  NHKで放映していた、オーストラリアのTVドキュメント 「石油 1.6 億年の旅」 だったかな、によれば、石油は1.6 億年前、高温多湿の地球環境 (このときは地球上では氷が存在しなかった) の富栄養化した海で繁殖したプランクトン (今で言えば赤潮にあたるものか) が、空気中の CO2 ガスの炭素をせっせと取り込み、その死骸が地球深くに閉じ込められた代物とか。  その結果、CO2 の薄くなった地球は、現在の温度になったようです。  言い換えれば、空気中に沢山あった CO2 ガスの炭素を、地球内に閉じ込めた代物の石油を、現代に於いて一生懸命くみ上げて燃やした結果、閉じ込めた炭素を CO2 の形で、空気中に戻し、地球温度を上げているという、皮肉な結果になっています。  いわば長年かけて、温暖化の元凶を地中に封じ込めた 「パンドラの箱」 を、現代の人間が開けてしまったのでしょうか? P.S) 今や、温暖化防止策は、全地球にとって緊急課題になっています。政府は掛け声だけでなく、具体的・効果的施策を決断すべき時に来ています。  (ガソリン税や道路税を道路整備でなく、原子力の安全性を高める研究にあて、原子力発電の比率を上げるとか、軽い燃料電池の開発を進め、CO2を排出しない自動車を作るとか、鉄道への支援へ充てるなど)
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