信楽高原そば 夢創庵で(投稿者:専務)

滋賀県の大津・草津から伊賀へ戻る場合、一号線と平行する旧東海道付近のルートか信楽ルートがあり、その日の天気や気分によって都度変えています。

今日は梅雨の晴れ間で爽やかな陽気ということもあり、窓を開け、水の流れる音を聞きながら大戸川沿いの道を信楽に抜けて走ります。

そのお店は、信楽の雲井駅手前、307号線との交差点の角にありました。

夢創庵という店名。

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いつも、「十割そば」というノボリが気になりながらも通り過ぎていたのですが、今日はちょうどお昼どき、思い切って入ってみることにしました。

入り口付近には「お待ちのお客様云々」という文言とともに椅子が並べてあり、時期や時間によっては結構待つこともあるかもしれません。

店内に通されて、「おろしそば」を注文することしばし、そば茶とそばクッキーが現れます。

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花形というか星形というか、そのそばクッキー。本当は2つあったのですが、写真を撮る前にひとつ頂いてしまいました。カリっとしてなかなか美味しいです。

さて、肝心のおろしそばなんですが、ここであることが起こり写真を撮るという行動をすっかり忘れてしまいました。

隣に座っていた中年の男性が、鞄からおもむろに透明のプラスチック瓶のようなものをいくつか取り出します。白やピンクの粉状のものが入っているようです。

店員さんとその方の会話を耳に入れると、なんと!塩! マイ塩です。

ついに来た!マイ塩ブーム!

塩がいっぱいの海を渡ったNYでは、塩使用禁止法案が提出されたという噂を聞きましたが、ここ日本では塩を持ち歩くという新しいライフスタイルの登場です。

確かに、塩は味の決め手ですから、それにこだわるのも理に適っています。
(そういえば、先日行ったお店でも「パキスタンの岩塩です」とかいう台詞を聞い気が・・・)

(きっと、すごい通に違いない)

と勝手に心の中で決めつけ、自分のおろしそばはそっちのけで横目で大注目です。

「ずっ」と言う短い音を立ててそばを吸い込みます。私みたいに「ずず〜」とやる気の感じられない吸い込み方とは訳が違います。そして、口に入れると姿勢を直し、少し顔を上に向けています。きっとそばの香りを楽しんでいるに違いありません。

一口食べるたびにそれを繰り返しています。

そばは痩せた大地が似合うと言います。その瞬間、まるでミーアキャットのように姿勢を正した彼と私の間には、大地のパワーがみなぎり、自然との交歓が起こっていたのかもしれません。

ちなみに、おろしそばですが、大根おろしが辛すぎてせっかくの蕎麦の味が半減です。
付け合わせのゆずこしょうがさらに辛さアップ。(涙)

(あー、盛りにしておけばよかった)

と後悔。今度は、絶対に盛りにします。

ただ、そばは美味しいので、繰り返して行く価値のあるお店のひとつだと思います。

えっ、塩? あれ・・・ あの人、いつ使ったのかな?
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